登場人物

片平 ひとみ(52)

<近藤 郁>

地方都市に暮らす主婦。高校時代は演劇部に在籍し、東京で女優になるのが夢だった。

だが、家庭の事情により上京を諦めたひとみは、地元のスーパーに就職。

間もなくして結婚、出産して主婦として生きてきた。

義父の介護をめぐり夫と喧嘩となり、離婚したひとみは、これからは自分のために生きることを心に決めて、

娘の暮らす東京のマンションを訪ねる。そして、ある劇団の新人オーディションに臨むのだったが――。


杉浦 真帆(26)

ひとみのひとり娘。地元の高校を卒業後、東京の大学に進学。現在は広告代理店に勤務している。

少女だった頃、しつけと称して暴力を振るう父を止めず、

自分を守ってくれなかったひとみに対してわだかまりを抱いている。

父と別れて上京してきたひとみに戸惑いながら、部屋に泊める真帆。

しかし、同居生活を受け入れられない決定的な事情が真帆にはあった。


戸田 春子(37)

<櫻井 マナミ>

オードリー・ヘップバーンに憧れる、主婦。

ひとみと同じオーディションに参加する。ひとみの上京後、最初の友だちになる。

真帆に同居を断られたひとみと一夜を明かすことになる。


大野 泰章(57)

有名俳優も所属する老舗劇団のベテラン演出家。次回公演に向けて劇団員を募集する。


本多 光葉(26)

真帆の大学時代からの親友。真帆が心許せる数少ない友人。


丸山 有介(32)

真帆の働くデザイン事務所の先輩デザイナー。

結婚して3年目になるが、後輩である真帆と深い関係に――。


高木 夏波( 35~60)

ひとみと春子が夜を明かすバーのオーナー。


杉浦 貴生(54)

ひとみの二番目の夫。ひとみに別れを切り出される。真帆の義父。

地方銀行の支店長を務めている。