映画 東京橙景 公式サイト
-TOKYO TOUKEI-
キャストと主題歌
近藤 郁 Iku Kondo
1994年に劇団ミュージックシアター入団。森山周一郎主催「コスモ企画」養成所を経て、1998年より劇団竹とんぼ(子供向けミュージカル)に参加。2000年まで全国巡業公演に出演する。エアロビクスインストラクターとして活動を経て、AVデビュー。その後は数多くのアダルト作品に出演。AV作品単体、総集編込み 280本に出演し、監督も務める。
2020年、年内をもってAV業界からの引退を発表。現在は、非アダルト作品を中心に舞台や映画など、ジャンルを問わずに活動する女優として、活躍の幅を広げている。本作では、これまでのイメージを大きく覆す役柄でリスタートをきる。
近藤郁からのメッセージ
みなさん、こんにちは。近藤郁です。
私は舞台女優としての活動を経て、2013年AV女優「近藤郁美」としてデビューしました。AV女優と聞くと、みなさんの中には後ろめたさや人生の敗北感、辛かっただろうと想像される方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも私にとってそのような他人の評価はどうでも良いことでした。
私は自分の「目標」を達成するまで、「この業界で絶対に生き続ける」と心に決めて活動してきました。
そして、その目標を達成した今、今度は自分の為に精一杯時間を費やそうと思いました。私はAV作品ではない作品に出演をして、「自分の可能性を見極めたい」ただそれだけの思いから、ある出演者募集に応募しました。
そこで私の言葉に共感して下さる力強い協力者との出会いがあり、そしてまた新たな人生をリスタートする「目標」が出来ました。主人公のひとみと近藤郁の人生を重ねたとき、きっとそこには誰しもが心に秘める「瞬間」を切り取る事が出来ると思います。この作品こそが、近藤郁のリスタートでありますように。
=登場人物紹介=
片平 ひとみ 役
地方都市に暮らす主婦。高校時代は演劇部に在籍し、東京で女優になるのが夢だった。だが、家庭の事情により上京を諦めたひとみは、地元のスーパーに就職。間もなくして結婚、出産して主婦として生きてきた。再婚した夫と別れたひとみは、これからは自分のために生きることを心に決めて、娘の暮らす東京のマンションを訪ねる。
秋葉 美希 Mitsuki Akiba
1994年12月4日滋賀県生まれ。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)卒業後、今泉力哉監督「退屈な日々にさようならを」、枝優花監督「少女邂逅」など話題作に出演。繊細な演技力に定評がある。最新作は西村大樹監督「たそがれのあとに@おっさんずぶるーす」。今後の活躍が期待される演技派女優である。
<撮影に向けて>
今年、私自身もリスタートと思える機会に恵まれ、この作品に出会えたことをとても嬉しく思います。2020年はたくさんの日常が変化し続け「人と会えること」が今まで以上に価値のある、かけがえのない時間になったと感じます。この映画を通して生まれる沢山の人との繋がりの瞬間を心から楽しみにしています。
わたしもとにかく愚直に真帆という役に挑み、母との時間の中をめいいっぱい突き進みます。
よろしくお願いいたします。
=登場人物紹介=
杉浦 真帆 役
ひとみのひとり娘。地元の高校を卒業後、東京の大学に進学。現在はデザイン事務所に務している。少女だった頃、自分の大切なものを奪った義父と、自分を守ってくれなかったひとみに対してわだかまりを抱いている。義父と別れて訪ねてきたひとみを部屋に泊める真帆。だが同居生活を受け入れられない決定的な事情が真帆にはあった。
櫻井 マナミ Manami Sakurai
美容師としてキャリアを重ねたのち、ファッションモデルに転身。現在は、2つのブランドのメインモデルとして活躍し、可憐な着こなしと表現力豊かな表情で多くのファンを獲得している。
2020 年、母親役で出演した学生CM 『いちばんの愛を、いちばんの温もりを。』 は、第16 回AC ジャパン広告学生賞にて奨励賞を受賞。
<撮影に向けて>
今の自分、これからの自分、知らないうちにつくっていた「ここまで」という枠をなくして生きてみたいと思いました。 今回『東京橙景』のお話を頂いた時、まだまだチャレンジしてもいいんだよ、と背中を押してもらえたような そんな気持ちにさせていただきました。微力すぎる私ですが、精一杯 心を込めて皆さまと 一緒に心に届く作品を作らせていただきたいと思います。
=登場人物紹介=
戸田 春子 役
オードリー・ヘップバーンに憧れる主婦。ひとみと同じオーディションに参加する。ひとみの上京後、最初の友だちになる。真帆に同居を断られたひとみと一夜を明かすことになる。
磯貝 誠 Makoto Isogai
1987年『わが町』で初舞台。以来、舞台を中心に活動。小さな規模の公演まで合わせると、100本近い作品に参加。代表作は『仮名手本ハムレット』(滝川芝鳥:オフィーリア)、『桜の園』(ロパーヒン)、『出番を待ちながら』(ペリー)、『夏の砂の上』(小浦治) 等。『仮名手本ハムレット』では、NY・ロンドン・モスクワ公演もあり。俳優業と並行して、児童劇団、高校などで演技講師として後進を指導している。また、細々ながらも朗読教室を主催。
<撮影に向けて>
30数年舞台俳優として活動して来て、求められる役どころが何となく似通ってきてる事に、少々焦りを感じています。また、僕らの規模の舞台公演ではほぼ採算が取れない。「こんな事で良いのかなぁ?...舞台俳優に対価価値はないのか?」何か今までと違ったことやってみようか、と思ってたところに『東京橙景』のお話をいただきました。経歴の違う方々と共に作品を作る事で、何かを発見したい。そして、良い作品を作りたい!
=登場人物紹介=
杉浦 貴生 役
ひとみの再婚相手。真帆の義父。地方銀行の支店長を務めている。
原田 もも子 Momoko Harada
1994年1月27日生まれ、埼玉県出身。桐朋学園芸術短期大学卒。数年間舞台で活動し、現在はドラマや映画、CMなどで活動。主な出演作に『相棒 season18』『ウルトラマンR/B』等。
昨年の東京モーターショーでは出展ブースのステージナレーターも務め、インプロバイザーとしても舞台に立つなど幅広く活躍する女優。
<撮影に向けて>
オーディションの結果を聞いた時は、本当に驚きました!と同時に、映画づくりをご一緒出来ることを嬉しく思いました。私自身、このコロナ禍で外出できず、家で暗い気持ちで過ごしていました。そんな中たくさんの映画に元気づけられ、それがこのオーディションに参加するきっかけにもなりました。この間までの私みたいな、チャレンジすることを躊躇している人のために。より良い作品になるよう、精一杯努めてまいります。
=登場人物紹介=
本多 光葉 役
真帆の働くデザイン事務所の同期。真帆が心許せる数少ない友人。
奥村 アキラ Akira Okumura
19歳で実家を飛び出し単身LAへ。30歳で帰国するまでの10年間一度も日本には戻らず、アウェイの環境で生き延びてきた経験が独自の雰囲気へとつながり、多くの作品に出演。
日曜劇場『半沢直樹』から、低バジェットのインディペンデント作品まで出演は幅広く、映画『岬の兄妹』では大胆な濡れ場を演じた一方、映画『アストロエイジ』ではエリート宇宙飛行士に挑戦するなど、多彩な役柄を演じています。
<撮影に向けて>
『東京橙景』の脚本家である難波さんとのご縁で、この企画を知りました。難波さんの書いた登場人物を演じてみたいという強い思いから、随分とこの丸山の設定年齢と僕の年齢が離れているとは知りつつ、思い切ってオーディションに応募しました。選んでいただいたときは飛び上がるような気持ちでした。どのような作品になるのか、またするのか、今からとても楽しみです。
=登場人物紹介=
丸山 友介 役
真帆の働くデザイン事務所の先輩デザイナー。既婚者である後輩の真帆と密かに交際している。
いずみ 尚 Hisashi Izumi
横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)卒業後、小劇場を中心に作・演出を含め約50本の舞台に出演。
映画・ドラマの俳優のみならず声優、ナレーターとしても活動。2019年から、自主映画界へのアプローチを進める。
<撮影に向けて>
『東京橙景』オーディションの噂を耳にしたのは、私も別班で参加していたオムニバス映画『おっさんずぶるーす』撮了の頃だったでしょうか。応募は即決でした。なにしろ私自身、2020年のテーマが「リスタート」でしたから。
40年の役者人生はドラマ・映画俳優のみならず、スーツアクター、声優、ナレーターなど、表現者として様々な経験をさせてもらいました。さて、それらの経験を活かす第2フェーズ、スタートです。
=登場人物紹介=
大野 泰章 役
有名俳優も所属する老舗劇団のベテラン演出家。次回公演に向けて劇団員を募集する。
田所 ちさ Chisa Tadokoro
幼稚園教諭を経て、夢だった俳優業へ。
声優、MC、舞台などで経験を重ね現在は映像を中心に活動中。
インディーズ、商業に関わらず、精力的に出演している。来年出演作が公開待機中。
<撮影に向けて>
「リスタート」のきっかけになる出来事って大事な人達の一言もありますが、実は、偶然知り合った人の何気ない言葉だったりする気がします。今まで関わってこなかった人と知り合い、交わった時に、新しい考えや何かが生まれる瞬間が好きです。今回、初めましての方々とこの作品を作っていくのが、私にとって、また新しい刺激をもらうきっかけになるのではと、今からワクワクしております。選んで頂いたことに感謝して私らしく楽しみつつ、作品と丁寧に向き合いたいと思います。
=登場人物紹介=
高木 夏波 役
ひとみと春子が夜を明かすバーのオーナー。
主題歌 西山 小雨 Kosame Nishiyama
主題歌「朝がくるよ」
仙台出身・東京在住のピアノ・ウクレレ弾き語りシンガーソングライター。
2018年、映画『無限ファンデーション』で主題歌・音楽・出演をこなし、MOOSIC LAB2018でベストミュージシャン賞を受賞。2019年、映画『#平成最後映画』の主題歌を手がける。同年、TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』内で太田光が選ぶ夏のラブソングベスト1に選ばれる。2020年、『辻占恋慕』(大野大輔監督)への楽曲提供が決定。
その他、ラジオパーソナリティーやお笑いライブへのゲスト出演、バンドなど、幅広く活躍中。
本作では書き下ろしによる『朝がくるよ』を主題歌として提供して頂きました。
Twitter @cosamesaboten
Web 「西山小雨」オフィシャルサイト